サルプリ舞
サルプリは厄を祓うという意味で『サル』は人や物などを害する悪毒な妖気で、このような悪鬼のしわざを追い払うのがサルプリです。従って巫俗と深い関係があるサルプリ舞は、既存の巫女舞の呪術的部分を廃し、芸術性を高めそのリズムに合わせて芸人達が舞った舞です。人間の内面世界を表現するこの舞は、人生においてのさまざまな喜怒哀楽を舞に込めて表現しています。サルプリ舞は韓国無形文化財第97号に指定されています。

 

僧舞
韓国無形文化財27号に指定されている僧舞は、韓国伝統舞踊の真髄と呼ばれるほど、最も品格と格調が高い舞です。仏教の教理的影響を受けたように見えますが、仏教儀式舞踊としてではな く、むしろ民俗舞踊として民衆の中で伝承されて来ました。人の心の葛藤を克服し、昇華させていこうとする姿を表現しています。

 

 

小鼓舞
長い間受け継がれて来た民族舞踊で、豊作を祝うお祭りの時などに、マダンと呼ばれる広い空間で舞われます。

 

 

 

 

 

扇舞
1950年代初めに創作されたこの舞は、韓国舞踊を代表する創作舞踊として親しまれています。

 

 

 

 

教坊舞
女楽を担当した教坊の妓女が舞う舞で、部屋のような狭い空間で舞われるので、動作が繊細で優美であ る。

 

 

 

 

 

 

立舞
即興性のある素踊りを立舞と言います。リズムに合わせて興にのり舞うこの舞は、韓国伝統舞踊の基本舞とも言えます。

 

 

 

太平舞
太平舞は、王と王妃が国の太平盛大を祈願する舞です。韓国無形文化財92号に指定されているこの舞は、韓国舞踊の大家である韓成俊氏により、京畿巫俗音楽を元にして再構成されました。王妃の衣装をまとい、多様なリズムの変化とともに足の運びに特徴があります。

 

湖南剣舞
新羅時代から舞われてきた剣舞は、その地方によって作風が異なります。湖南剣舞は人間文化財(故)李梅芳により作品化されました。

 

長鼓舞
韓国の伝統楽器である長鼓を肩に掛けて、多様なリズムを叩き、興にのりながら舞う舞です。

 

三鼓舞
三面の太鼓で多様なリズムを打ち鳴らしながら、軽快に舞います。